ボウランの花が咲き始めました。
◎庭のボウランの花が咲き始めました。
民宿の庭には数株のボウランが気に着生しています。奄美大島在住の義兄から分けてもらった親株の花が今年も咲き始めました。花は6月いっぱいくらいは咲いていますので、お泊りの際には是非ご覧いただきたいと思います。
◎ボウランとは?
樹上に着生する常緑の多年草。茎は高さ10 – 40 cm,細く径 3 – 4 mmで硬い。葉は茎と同色の葉鞘に囲まれ,多肉質,細長く硬質で棒状で長さ 6 – 12 cm,径 3 – 4 mm,茎に互生する。葉の反対側から短い穂状花序花序を出し,淡黄緑色に濃赤紫色を帯びる2 5花をつける。苞は3角形,長さ 8 – 10 mmで鈍頭。側花弁は狭長楕円形で長さ 10 – 13 mm,円頭,萼片とともに黄緑色。萼片は楕円形で長さ 8 – 10 mm,鈍頭。唇弁は側花弁とほぼ同長で,長楕円形,,黄緑色の地に濃紫色の斑紋がある。唇弁の基部に2耳があって,背面がわずかにふくらみ,先は2裂して,その中央に小さい突起がある。蕊柱は短く,高さ 3 mm。果実は棍棒状紡錘形で長さ約2 cm,基部に 7 mm内外の柄がある。
花期:6 – 8月
分布:本州(紀伊半島以西)・四国・九州,沖縄;中国南部から温帯東アジア,朝鮮半島,台湾
◎栽培方法は
栽培は、比較的簡単です。ヘゴやコルク板、流木、庭の木などに春に縛り付けると良いでしょう。ミズゴケ植えもできます。その場合、鉢はやや小さめの素焼き鉢を使いましょう。明るく風通しのよい場所に置きます。冬は出来れば保護をしてあげるとよいのですが、霜や乾いた風に当てないようにしてあげれば、意外と寒さにも耐えてくれます。冬は水を控えめにします。
長く伸びた茎はいずれ枯れてしまいます。挿し芽が出来そうですがなかなかうまくいかないようです。増殖は株元から出る子芽が発根したら株分けをして殖やします。